草や虫と共存する庭作りをしていますが、さすがにスズメバチやアシナガバチは怖いです。
何度も巣と格闘してきて思うのは、作られたらどうするかではなく、作られる前の対策が重要だということでした。
できるだけ薬剤を使用したくないかたへ、手軽で効果があった方法をご紹介します。
鬼ヤンマキーホルダー
数年前から時々小さな子が服や帽子につけているのを見かけていましたが、「ハチにも効く」と知ってびっくり。
購入して軒下に吊るしてみました。
6月に吊るして様子を見ていたら、蜂は何度も偵察に来たものの巣は作られませんでした。
カメムシにも効くとの情報を得て、本当かなと思ったのですなんとカメムシも出ませんでした。
近所の友人が「今年はカメムシ多くて困る」と言っていたので、「ウチには出ていないよ」と言ってキーホルダーのことを教えてあげました。
蜂の巣ができる場所
蜂が巣を作りやすい場所
- 軒下など出入りしやすいところ
- 屋根裏など閉鎖的な空間
- 木の枝や根本など
一度作られると、同じ場所に作ろうとします。
アシナガバチは蜂の残骸や匂いで場所を覚えているそうです。
アシナガバチは夏の繁殖期を終え、次の年の新しい女王蜂が誕生すると、雄の働き蜂と新女王蜂は産卵のために一度巣を離れます。その後巣に戻り、越冬を迎えます。働き蜂は寒さに耐えられずに死んでしまいますが、新女王蜂は次の春の産卵のために生き残ります。
アシナガバチは一度巣を作った場所をしっかりと覚えている性質があるので、元の巣の場所が巣作りに適した場所であれば、また次の春に同じ場所で巣を作るのです。例え巣が駆除されていても、少しの蜂の残骸や匂いなどで、新女王蜂はその場所が巣を作るのに適していると判断をし、毎年同じ場所に巣を作ってしまいます。
格納ボックスタイプのシャッター内に巣を作ろうとしていたこともありました。
その時は仕方なく蜂駆除スプレーを使用しました。
ミサワホームに相談したら、スプレーで駆除できない場合は格納ボックスを取り外しての作業になるから相当な金額になっちゃうかも、と言われました。巣を作られないための対策は、5~6月頃がおすすめです!
蜂の巣ダミー
こちらも効果大だった「ダミー蜂の巣」もご紹介します。
作り方は新聞紙などで丸を形作り、吊るすだけ。
ここには先客がいると思わせる効果があるそうですよ。
今年もアシナガバチが巣を作る場所の偵察に来ました。巣を作らせない方法として成功したのはこれ。巣に見立てた物を吊るす。先約が居ると思わせるそうです。薄荷も試したけど効果なかったので、ネットで調べたらこれが出てきました。
今のところ毎年成功しています。 pic.twitter.com/zGmVGBtcEW
— sakiko@ドタバタ中 (@sakikob_w) April 12, 2018
わたしは家にあった紙バンドの端切れを使って作りました。
仕上げにニスと蜂の巣を作らせないスプレーをかけて、軒下に吊るしました。
蜂が軒下に巣を作らなかったです~~!
蜂の巣ダミーの作り方
紙バンドを使った簡単バージョンです。
紙バンドはネットでも買えますが、100均にも売られています。
メモ
- 70㎝×5本
- 33㎝×26本
合計1208㎝使いました。
通常は木工用ボンドを使ったり、編んだりしていくのですが、今回は全部ホチキスで。
中が空洞にならないように、新聞紙でもなんでもいいので詰めます。
昨年は大きめのプチプチを入れました。
紙バンドをホチキスでバンバン止めただけの簡単ダミー巣が完成です。
30分もかかりませんでした。
紐をつけてぶら下げます。
蜂の巣を作らせないスプレーもかけてW効果で予防してもいいです。
夫は「杉玉(新酒が出来た時に吊るすもの)みたい」と言っています。
新聞紙を丸めて吊るすよりもかわいいのでは、と思っています。
作るのが面倒くさい人にはいいかも♪
蜂の巣ができてしまったら
すでに大きな巣になっている場合は無理をせず、専門業者に頼むことをお勧めします。
巣を作られた場所にもよりますが20000円~30000円くらいが相場のようです。
無料見積もりができるサイト(害虫駆除なら!【ムシプロテック】)もありますので、比較検討してみて下さいね!