息子は中学時代に膵炎で何度か入院しました。
最初は「あれも食べられない」「これも無理」ってダメなものばかり目に入って憂鬱だったり、カロリーブック見て確認しながら食べたり、恐々過ごしていました。
今は外食のメニュー表を見れば、脂質が載っているものが多いです。
選び方のポイントさえ知っていたら外食の壁は低くなると思うので、ちょっとしたコツをご紹介します。
安心できる外食
退院したてや不調の後に選んでほしいものです。
うどん
うどんの茹でたもの240gで脂質は1.0g。
大盛り(350g)にしても1.4gです。
釜玉うどんは脂質が6.2gです。
これがチーズ釜玉になると20g弱までアップします。
もちろん天ぷらもかなり脂質が高いです。
どうしても食べたいときには、かけうどんに天ぷらを1個か2個までに。
ただしかき揚げは脂質が50gを超えますのでアウトです💦
注意したいのがたぬきうどん。
天かすの量によって脂質は違いますが、天かす=油のかたまりです。
かけを頼んでも天かすが乗ってくることも多いので、メニューの写真をチェックして、天かすが乗っている時は乗せないで欲しいと伝えます。
蕎麦屋
そばはうどんよりほんのちょっと脂質が高いけれど、ほぼ同じです。
そばを茹でたもの300gで脂質は3g。
大盛り(350g)で3.5gです。
やはり天かすに注意を。
脂質の低い順
- かけそば&盛りそば
- わかめそば
- 月見そば
- きつねそば&たぬきそば
- 肉そば
- 天ぷらそば
(麺や具の量により違いあり)
定食屋
定食はご飯にみそ汁、おかずやおしんこがついていてバランスよく食べられるので安心感がありますね。
脂質の多いもの
- 天ぷらやカツ、からあげなど油で揚げるもの
- 脂身の魚や肉
選んで安心なのは、煮魚定食や刺身定食(サーモンなど脂身の多いものは注意)、野菜炒め定食、肉野菜定食(肉の量や脂身が多い時は注意)、中華丼も脂質が低いです。
肉は部位にもよりますが、鶏肉→豚肉→牛肉の順に脂質が高いと覚えておけば、牛丼よりも豚丼、豚肉のソテーよりも鶏肉のソテーを選べますね。
焼き鳥の皮は脂質が高いですが、モモやネギマなどは脂質が低いので安心ですよ。
パスタ
パスタもソースによって脂質量が違います。
ミートソースなら20gを超えますが、シーフードや和風ソースなら低め。
量や具によっても差が出るので選ぶのが結構難しいかも。
カルボナーラもこってりなら脂質が多いです。
あっさりしたソースに脂の少ない具なら大丈夫です。
ラーメン
ラーメンは脂質が高いと思いこんでいますが、スープによって違います。
豚骨や脂身の多いラーメンは危険です。
ドロッとしたスープが特徴の天下一品ラーメンは66.2gというひっくり返りそうな数字です💦
ただし同じ天下一品でもあっさりなら9.5gです。食べられる数字✨
わが家が大好きな喜多方ラーメン坂内も15g前後と脂質が高すぎません。
澄んだスープにあっさりの味は大丈夫なことが多いです。
逆に注意してもらいたいのがつけ麺です。
さっぱりしてそうで、味も脂も凝縮しているので胃もたれ、膵臓もたれしやすいです。
注意する外食
脂質が高いので避けた方が良い食べ物です。
- ハンバーガーやポテトなどのファーストフード
- ピザ
- 洋スイーツ(ケーキ、パフェ、アイスなど)
どうしても甘いものが食べたいときは和菓子がお勧めです。
脂質制限とストレス
牛がダメ、豚の脂身がダメというよりも、合わせて食べるものにどれくらい脂質量があるか、その日食べる全体の脂質量はどうかを考えて、我慢しすぎずに食べたいものをうまく選べるとストレスがたまりにくいです。
例
朝食:トースト(マーガリン&ジャム)とコーヒー、ヨーグルトだったとしたら、脂質は15g以下。
昼食:外食でハンバーグ定食を食べちゃった、スープかみそ汁かなどにもよりますが、25~30gくらいの脂質量です。
夕食:お昼に脂質の多いものを食べちゃったから、さっぱりとうどんか野菜多めのおかずとご飯&みそ汁にしよう。
メニューを選ぶときや、コンビニでデザートを選ぶときの参考にしてください。