パン作りに何度もリピートしているブラウワー全粒粉を、製粉・販売している木下製粉さんのうどん粉をお試しさせて頂きました。
さぬきの夢・さくら夢・讃岐すずらんの3種類です。
うどん作り歴は10年以上と長いものの、違う粉を一度に使って、打ち比べや食べ比べはしたことがないのでワクワク。
3種類の粉を家族で1つずつ選んで打ち、食べ比べしました。
粉の特徴や違い、食べてみた感想についてご紹介します。
こんな方におすすめ
- 家族で作って食べる楽しみを味わいたい人
- うどんを打ってみたい人
- 味の違いを楽しみたい人
粉比べ
粉が届きました~。
左からさくら夢2000、さぬきの夢、讃岐すずらんです。パッケージがかわいい。封がチャック式なのも便利。
3種類とも、うどん用の中力粉です。
打ち粉150gもついてきました。後ほど詳しくレポートしますが、この粉がすごくよかった~。
さぬきの夢
香川県で開発されたうどん専用小麦粉(讃岐の地粉)を100%使用したうどん専用小麦粉。
「讃岐すずらん」と比較すると中上級者用のうどん粉ですが、味と食感がよく、噛んだ後にひろがる甘みは「さぬきの夢」ならではの特長。
さくら夢2000
うどん用に使用されているASW(オーストラリアン・スタンダード・ホワイト)とさぬきの夢をブレンドして両者の長所を兼ね備えたものです。
ASWの持つ作業適性の良さ、きれいな淡黄色、滑らかでしっかりとした食感に加え、さぬきの夢の特長である「もっちり感」「風味の良さ」を兼ね備えた、さぬきうどん専用粉。
讃岐すずらん
ASW(オーストラリアン・スタンダード・ホワイト)を使用した中力粉。
3つの粉のうち、うどん専門店で、最もよく利用されている讃岐手打ちうどん専用粉。
讃岐うどん専門店で最も利用されているのがオーストラリア産の粉だったとは!
知らなかったわ~。
3つの粉は、パッと見の違いはありません。
うどん打ちに必要な材料
1人分(大盛量)←わが家の基本的な一人前
- 各粉 160g
- 塩 小さじ1
- 水 80~90㎖
- 打ち粉
うどん打ちに必要な道具
もちろん機械を使わなくてもうどんは打てますが、
フードプロセッサーやホームベーカリーがあると力をほとんど使わずに簡単に手打ちうどんを楽しめます。
使用するもの
- 粉を計るスケール(計量器)
- フードプロセッサー(こね羽根)
- こね台(または大き目のまな板)
- めん棒
- 包丁
- うどんを茹で鍋
- ざる
フードプロセッサーにはこね羽根をセットしておきます。
フードプロセッサーでうどん打ち
- フードプロセッサーに粉、塩、水(半分量)を入れる
- ふたをして低速で2分ほど回す
- 水は少しずつ足していく(※特に最後は、本当に少しずつ水を入れて生地の固さを調整します)
- まとまったら取り出して、手で軽くこねてまとめる
- サランラップに包んで室温で2~3時間ねかせる
- 台に打ち粉をして生地をのせ、めん棒で伸ばす
- 好みの厚さに伸ばしたら
- 打ち粉をもう一度してから、生地をたたむ
- 包丁で好みの太さに切る
- 鍋に湯を沸かして麺を茹でる(太さにもよるが10分前後)
- ざるに取って冷水で洗って盛りつける
家族でワイワイしながら、打ったり切ったり楽しい♪
普段は一般的な強力粉と薄力粉を混ぜてうどんを打つことが多いのですが、3種類とも伸びがよくて打ちやすくてびっくりしました。
家族それぞれが1種類ずつ打ったので、打つときの差は分かりませんが全員いつも必死に伸ばす生地をすいすいと伸ばせていました。
わたしは中上級者用と書かれていたさぬきの夢を打ったので、難しいのかなと覚悟していたのですが、本当に打ちやすかった!
伸びがよくて生地を伸ばし過ぎると、切れちゃいそうだなとさえ感じました。
付属の打ち粉は少量ですむし、茹で湯がにごらなくてびっくり。
いつも粉まみれになってうどんを伸ばしたり、切ったりしていたのです。
食べ比べ
出来たうどんを並べてみます。
なんだかとても贅沢~~~✨
打っている人が違うから麺に個性が出ている♪
みんなで小皿にちょっとずつ取って食べ比べ。
「讃岐すずらん、確かに讃岐うどんのお店で食べる味だぁ」
「さくら夢2000、もちっと感がすごいね~!」
味や風味は断然さぬきの夢が美味しかったです。
味にうるさい夫が「これ、美味しい~!」とうなっていました。
いつもの粉と同じように細めに切ったのですが、ザ・讃岐うどんを味わうなら太めに切るといいかもしれません。
一人分の値段
3種類セットはそれぞれ1㎏ずつ入っていて、打ち粉もセットで1.650円(送料別)。
今回1人分で使ったのは160gなので、3㎏だと18食以上は打つことができますね。わが家は大盛なので、小食のかたならもっと楽しめるかも。
作業時間はねかせる時間を含めると3時間ほど。
食べ方メモ
- ざるうどん
- 釜玉うどん:ざるに取ったら洗わずに卵とからませて麺つゆをかける
- けんちんうどん:野菜と一緒にグツグツ
- カレーうどん:カレーの残りを麺つゆで伸ばしても
- 天ぷらうどん:天ぷらを乗せて食べたらボリューム満点
木下製粉について
お声をかけて下さった木下製粉さんは、香川県にある会社です。
うどん用/パン用小麦粉、乾麺、半生麺などの販売、その他関連商品の販売をしています。
木下製粉株式会社で製造および加工した商品のうち、一般向けの商品は「木下製粉株式会社 (https://www.flour.co.jp/)」から独立したBtoC専用(個人消費者様用)の販売会社「ファリーナコーポレーション (https://www.farina.co.jp)」にて販売しています。
販売方法はファリーナコーポレーションでの直接取引、電話やFAX注文、ECサイトからの受付となっていますが、アマゾンでも購入ができます。