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循環する庭作り

自然界にあるもので作る「点穴花壇」の作り方

点穴(テンケツ)とは、空気や風の通り道。

空気を通し、水を浸透させることができる点穴は、土壌環境をよくしてふかふかな土を作るサポートをしてくれます。

高低差があることでさらに風や水が動きやすくなります。

今回は籾殻を使って、高低差のある点穴花壇を作りました。

点穴花壇に必要なもの

  • シャベルやスコップ
  • たくさんの草、枝木
  • 籾殻
  • 砂利、小石

作り方

step
1
花壇の整理

植えてあった植物を移動させたり、剪定したりして、花壇の整理をしました。

花壇の整理

チェリーセージは最小コンパクトに

抜いたもの、切ったものは活用しますので取っておきます。

step
2
籾殻で高低差を出す

高低差を作るために土をたくさん買ってくることに大変さを感じていましたが、近所でおすそ分け頂いた籾殻を使うことを思いつきました。

ただ籾殻には栄養素がなく、微生物による分解もされにくいため、表層ではなくなるべく深い場所で土と混ぜました。

籾殻を入れる

籾殻の効果

  • 排水性や通気性がアップする
  • 固い土をフカフカにしてくれる
  • 含まれているケイ酸が植物の病気や害虫の発生を抑制してくれる

デメリット

  • 籾殻に含まれる油分が水をはじくため、入れすぎると水切れを起こしやすくなる
  • 籾殻が多すぎると植物が根を張る力が弱くなり、倒れやすくなる
入れる量と土と混ぜることがポイントとなりそうですね!

step
3
風と空気の通り道を作る

基本的な手順

  1. 穴を掘る
  2. 小石と炭を入れる
  3. 竹や枝木を入れる
  • 砂利

    砂利

  • 籾殻

    籾殻

  • 炭

今回は籾殻、支柱(太い木)、納豆水も加えてみました。

残っていた支柱

支柱

籾殻は排水性や通気性がアップのために、支柱は点穴の長持ちのために、納豆水は微生物活性化のための実験です。

納豆水

納豆を食べたあとのパックを洗った水や、数粒の納豆を入れた水をペットボトルなどに入れてよくふり、暖かい場所へ2〜3日置いておく。

納豆水

納豆水

納豆菌を活用すると、病気やカビの抑制や土壌改良にも効果があると言われています。

step
4
苗植え

植える苗は、なるべく宿根草、多年草を選んでいます。

今回植えた子たちはこちらです。

植栽

ヒューケラ3種→年間通してきれいなリーフが楽しめて、花もかわいいです。

タイニーパンパ→憧れのパンパグラスの矮性(大きくならないタイプ)

千日紅→暑さにも乾燥にも強く花期が長い子

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おみなえし→秋の七草のひとつ、鮮やかな黄色い小花を咲かせる背か高めの多年草

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ペニセタムファイヤーワークス→ブロンズ色の葉とピンクのもふもふが麗しい子

苗植え後

花壇の縁に剪定した枝木を加えました

step
5
草マルチ

刈った草は保管してドライにしています。

捨てられるはずの草を用いることでたくさんのメリットがあります。

草マルチのメリット

  • 乾燥を防ぐ
  • 根元を保護する
  • 栄養になる
  • 雑草が生えにくくなる
  • ゴミが少なくなる

捨てたらゴミ、活用したら資源に✨

植物にも地球にも、そしてわたしたち人間にもメリットがいっぱいの草との暮らしがもっともっと広がったらいいな。

 

ぜひ、一緒に実験しませんか?

また、身近な情報が必要なかたにシェアしていただけると嬉しいです。

 

 

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