ご覧いただきありがとうございます!

たどり着いて下さったことに、感謝とご縁を感じます。
ブログを書き始めた理由
生まれも育ちも埼玉の端っこにある、のどかな街に住んでいます。
現在の家に住んで15年が経ちました。
わたしたち夫婦は長男長女で「どちらかの家を継ぐことになるだろう」と予想し、家を建てることを考えていませんでした。
借家トラブルに巻き込まれたことをきっかけに、引越しして新たな賃貸に住むのではなく、家を建てる選択をしました。
建売住宅も考えたのですが「ローンを組むなら本当に住みたい家を建てる」という夫の想いの元、ハウスメーカーを周り、土地を探しました。
二世帯住宅案、ハウスメーカー選び、土地探しなど…それはそれは大変で💦
ミサワホームで戸建てを建てると決まってからもトラブルやアクシデントがあり、なんとかこの家にたどり着いた…という感じです。
疲弊が最高潮に達した話
今だからこそ笑って話せますが、当時は仕事と子育てと実父の看病の合間での家作りや庭作りで肉体的にも精神的にもギリギリの状態。
「白い平屋の家を建てました」というこのブログを書き始めた理由は、ハプニングを含めて家を建てた経験を残しておきたいと思ったからです。
庭作りスタートの頃
元々は畑だったこの土地は、放っておくとすぐに草がボーボーでした。
生えてくる草はほぼスギナだったため、かなりやせた土地だったことが分かります。
庭作りの予算はなく、廃棄されるはずの石やコンクリートブロックをリサイクルしました。

リセット前の庭
少しずつ庭が形になっていく楽しさも感じつつ、庭を手入れしなければ草だらけになるという恐怖が常にありました。
自然保育・自然農との出逢い
2020年に勤めはじめたのは、自然の中で子どもたちと過ごす園でした。
外で遊ぶ時間が決まっていて、雨が降ったら部屋に入り、配られたお弁当給食を食べる保育士生活に慣れていたわたしにとって、そこでの生活は驚きと発見だらけ。
その園では雨の日も雪の日もカッパを着て戸外で過ごし、寒ければ火を燃して暖を取ります。
野外料理の日もあり、身近で採れたお野菜を子どもたちと調理して食べました。
きれいな畝がなくても、肥料がなくても、周囲に草が生えていても野菜が育つ現実を目の当たりにして、それまで描いてきた「畑とは…」という概念はガラガラと音を立てて崩れていきました。
今までは椅子にちゃんと座って、先生の話を聞ける子が良いとされていましたが
その園では自分がやりたいことを夢中になって取り組み、自分らしさを伸ばしていました。
遊具も玩具もないけれど、何もないからこそ自分たちで生み出そうとする力。
それは畑のお野菜たちも同じで、肥料を人から与えられるのではなく、自分の力で根を張り実をつける。
自然の中で伸び伸び育つ子どもたちや、お野菜たちに魅了されていきました。
庭でも自然農を取り入れ始めました。
戦っていた草と共に生きると決めて、草や枝木を循環することを考えました。
庭をリセットした理由
ですが…
思うようにうまくいきません。
芝代わりに植えたタマリュウが激増して、根は土を固めて植物が育ちにくい状態に。
敷石やコンクリートブロック、レンガの花壇が空気と水の通り道を塞ぎ、土は生気をなくしていました。
化学肥料を使えば植物は育つ。
だけど…化学肥料を使わずに草や枝木が循環する庭を作りたい!
一人もがいてみたものの、循環しきれない草に覆われた庭を前に立ち尽くす日々。
限界を感じたわたしは勇気を出して、SNSへ自分の想いを出しました。
投稿をみた知人から「このかたなら、思い描いている庭のサポートをしてくれると思うから連絡してみたらどうか」と情報を頂きます。
教えてもらった会社のホームページを開くと「植物と共に歩む、新しい暮らしの提案」と書かれていて、夢と現実が一致した感動で泣きそうになりました。
そんな出会いから、植物のプロにサポートしてもらいながらの庭リセットが2024年の2月。

何もなくなった庭
まっさらになった庭を見たとき、寂しさと同時にホッとしました。
もうやり直せないと諦めてきた時間を、やり直しできる安心感がありました。
そして今、草や枝木は庭内で循環するようになり、庭から“ごみ”は出なくなりました。
化学肥料や農薬も使っていませんが、植物たちは日に日に元気になっていくことを感じています。

循環する庭
庭の手入れに追われる暮らしから、庭の手入れを楽しむ暮らしへ。
得た情報や興味が湧いたことを実験し、循環する庭を育んでいます。
今の暮らし
自然の中で伸び伸びと過ごす子どもや野菜たちを見ているうち、「わたし自身はどう生きたいのだろう」と改めて考えるようになりました。
保育士の仕事と掛け持ちでしていた無〇良品は、環境を大事にするスローガンを会社として出しながら、現実は安いものやセールに飛びつく購入側と、利益をたくさん出したい会社側の思惑で商品は命としてではなく“モノ”として扱われているように感じました。
そこで働く自分自身も、自分らしさよりも、正確さや売り上げの数値を求められ続けることでに限界を感じて退社。
ほぼ同じ時期に、仕事のハードさや人間関係で体調を崩していた夫も勤めていた会社を辞めました。
「何をしているときが生き生きしているのだろう」「やりがいを感じるのはどんなときだろう」と自分をじっくり見つめる時間を過ごしました。
庭のリスタートとともに、わたしも夫も人生のリスタートを切ったところです。
これからやっていきたいこと
- 木々や花、土を育てて庭をより自然に近い状態へ
- 家の中のビニール壁紙や床材を、自然素材へ少しずつ変えていく
- 暮らしに必要なものをなるべく自分の手で作ることを楽しむ
- 植物とあそぶ豊かな時間を、たくさんのかたと共有できるようなワークショップ開催や
- 循環する庭作りについて知ってもらうイベントや投稿を
土の時代から風の時代へという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、「便利・早い・楽・安さが一番」という価値観から「美しさ・季節を感じること・シンプルに生きる」という時代の流れや価値観の変化を感じます。
草に追われ続けてきたわたしだからこそ届けられるメッセージを、これからも発信していきたいと思っています。
最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。
今後も、ブログやInstagramを通じて繋がって頂けると嬉しいです。
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