家の前に農業用水路が通っているのですが、土地と道路をつなげる橋に30万越えということが、家の建設が始まるという時に判明しました。
ミサワホームのトラブルはいくつかありましたが、一番苦い思い出です。
農業用水路に橋をかけて30万円
土地と全面道路の間にある小さな農業用水路。
もちろん家を建てる前から知っていて、ミサワホームからは「コンクリート板を乗せればいいので5~6万くらいですよ」と聞いていました。
開発申請書(宅地造成を行うときに必要な申請)を確認したら、そんな簡単なものではダメでした。
土地と道路の間に水路や溝がある場所も多いですが、架ける橋はどんな橋でも良い訳ではないようです。
住んでいる場所によって、形状や寸法など細かく決められています。
開発申請するときに作成した橋の図面は、測量会社が作ってくれました。
早く申請を終わらせたいばかりに、中身を確認しきれていませんでした。
いざ橋を架ける工事をしようと思った時、図面通りの橋でなければ建築確認申請が下りないことが分かりました。
その橋の建設にかかる費用はなんと30万円💦
防犯灯ポールの移動に5万円
追い打ちをかけるように予想外の出費は続きました。
敷地内、それも出入り口に使いたい、ちょうどその場所にあった防犯灯ポールの移動です。
役所へ相談に行くと個人で処理する問題だと言われ、電気屋に電話して動かしてもらえるか交渉するものの、面倒くさいと断られること数件。
工事を受け入れてくれる電気屋さんを、やっと見つけました。
自宅に何の関係のないポールを敷地外(約70~80cm)に動かすだけの工事に50.000円でした…。

予算に入っていなかった額が大きすぎて倒れそうになりました。
車が行き来するということは、かなりの重さが農業用水路にかかるということ。
水路を守るためにも、コンクリート板を乗せるだけでなく、杭を打つなどの工事は必要だそう。
ミサワホームはその支出について把握していなかったことを謝まりはしてくれましたが、お金を出してくれる訳ではありません。
その工事をしなければ先に進めな~い…。
土留め問題で工期が間に合わない
追い打ちはさらに続きました。
周囲を田畑に囲まれている土地だったので、家を建てる前に土留めが必要だったのですが、それもミサワホームは把握していませんでした。
「ブロック塀は家を建ててからゆっくりやれば大丈夫です」と言われて安心していたのですが
「ポールと橋に加えて土留めブロック塀工事も先にしないと家が建てられませんよ」と役所から言われてガーン…。
もう・・・
ヤダー!!
引越しのきっかけとなった大家からの嫌がらせから早く脱したい。
息子の小学校入学に引っ越しを間に合わせたい。
でも、年末でミサワホームの下請けは「どこも手がいっぱいで年内に土留め工事は無理です。申し訳ありません」と…。
いやいやいや…。
年内に土留め工事が出来なかったら、3月までの完成は無理でしょう!
ミサワホームを捨てる決断
3月までには完成したいので、水路に架ける橋の工事と土留め外構工事はミサワホームを捨てることにしました。
知り合いや知り合いの知り合いにもヘルプを出して、橋工事と土留め工事は別の会社に何とか年内にやってもらえることになりました。
業者を見つけて見積もりを取るまで駆け回りました。
年内に始めても年末年始もあるので、日程が追いつくか微妙でした。
土止め工事の現場監督さんから「ブロック基礎だけ急いで年内にやるから、それで申請が通るか確認してみたら?」とアドバイスをもらいました。
ブロック塀を積み上げるのは後回しでも、基礎があればOK!
そんな神なアイデアを…どうもありがとう。
建築確認申請がなんとか下りました。
家を建て始めるまでにかかった費用
- 土地代 〇円
- 農地転用許可申請 約40万円
- 開発申請 約40万円
- 水道を引く費用 約35万円
- ポール移動 5万円
- 橋設置 約30万円
- 土留め・外構 約100万円
- その他登記代・仲介手数料などなど
ローン決定後だったので、現金で支払いました。

まとめ
外構業者の社長が言ってくれた言葉。
「この土地に家を建てるために必要な申請はこれで、この費用が必要になりますとハウスメーカーなら最初に提示するものだ」
本当に(泣)。
途中から費用が大幅加算されたり、確認ミスで工期が伸びるなんて予想外でヘトヘトになりました。
農業用水路関連記事
