秋の実り、銀杏が大好き。
下処理を手間なく簡単にできる方法をあれこれ試してきました。
なにせ処理中は臭いのですよね~~💦
拾ってから外側についている果肉を取り、殻を取り、薄皮を取り…とまるでマトリョーシカみたい!笑
色々試してみた下処理方法の決定版です。
果肉の取り方
土に埋める方法を試したことも何度もありますが、結構時間がかかります。
土に埋めたことを忘れたまま放置してしまった経験もあり(芽が出ます💦)。
土を後で洗わないといけないのも面倒くさいです。あまりお勧めしません。
バケツに入れて水に浸けておく方法もあります。
2~3日置くと果肉が外れやすくなります。
臭いがキツイので屋外でやるのがお勧めです。
ジップロックに入れて水に浸ける方法も試しました。
2~3日後には果肉がふにゅふにゅになってきたので、グーパンチしながら(力を込めすぎると殻が欠けるので注意)果肉を外して
水気だけを先に出してからバケツに戻し、水を入れると果肉が浮き上がってきます。
何度か水を入れ替えて繰り返し、最後にザルに入れて細かい果肉を取ります。
果肉は臭いがキツイのでジップロックに戻してチャックをして廃棄します。
干すのは必要?不必要?
銀杏は果肉を外したら必ず干すのかと思っていました。
勤務している園で、拾って果肉を外して火を入れて食べたのですが、すぐに食べられるって初めて知ったんです。
ただ保存するときには水分が残っているとカビが生えるので、晴れた日に日光が当たる場所で数日間かけて完全に乾燥してください。
銀杏の殻の剥きかた
殻はペンチを使ってヒビを入れます。
殻の筋に沿って割ります。力を入れすぎると潰れるので一瞬力を入れてすぐに力を抜くのがコツ。
キッチンバサミの柄を使うととっても楽ですよ。
このギザギザは、栓抜きやボトルオープナー、銀杏やクルミの殻割り用なんです。
火の通し方
フライパンで炒る
ヒビを入れた銀杏をフライパンに乗せて炒ります。もちろん油はいりません。
殻を外して炒っても大丈夫(香ばしくなりますが、炒りすぎると固くなります)。
レンジでチン
ヒビを入れた銀杏を封筒に入れて口をしっかりと閉じ、個数にもよりますが1~2分チンします。
ポンポンと弾け出す音がしたら出来たよ~のサインです。
温めすぎると破裂するので注意です。
灯油ストーブの上でホイル焼き
実家時代の定番の食べ方でした。
ヒビを入れた銀杏をホイルに入れて包んで灯油ストーブの上に置いておきます(もちろんトースターやオーブンでもOK)。
じんわりと火が通って中がホクホクの銀杏に塩をまぶして食べる美味しさ♡
銀杏ご飯の作り方
銀杏の薄皮を剥くかどうかはお好み次第です。わが家は普段は剥きません(今回は写真撮影用に頑張ってみました)。
水やお湯に漬けてしばらくしてからこすると、薄皮が剥けます…が面倒くさい💦
ピーナッツの薄皮が気にならない人なら、きっと銀杏の薄皮も気になりません。
ご飯に白だし、塩、椎茸、殻を剥いた銀杏を生のまま入れて炊飯を押すだけ。
銀杏がヒスイ色に変わってきれい~。
薄皮つきだと茶色!になりますが、美味しさは変わりません♡
銀杏がゴロゴロ入ったご飯は秋の贅沢メニュー。
銀杏は何個までなら食べても大丈夫?
銀杏は美味しいけれど食べ過ぎると鼻血が出るよ、とよく言われました。
本当に中毒症状出るのかな?調べたところ、分かりやすい記事があったので添付します。
銀杏を食べ過ぎると中毒症状が起きるのは、主に「ギンコトキシン」や「メチルビリドキシン」という物質の働きによるもの。
まず、「ギンコトキシン」は、脳のなかの抑制性伝達物質「GABA」の生成を邪魔する成分を含んでいます。
ですから、銀杏を食べ過ぎてギンコトキシンがたくさん体内に入ると興奮状態になってしまうのだとか。
結果、鼻血が出たり痙攣(けいれん)を引き起こしたりすることがあります。
「メチルビリドキシン」のほうは、ビタミンB6の作用を妨げる物質です。
たくさん体内に入ると、痙攣など、ビタミンB6の欠乏症に似た症状が起きます。
症状が出るのは、銀杏を食べてから数時間後というのが一般的。
ただし、摂取量が多かったり、日ごろから栄養状態が悪い人の場合は、この限りではないようです。
ただ、いくつもの記事を読んでもいくつまで食べても大丈夫とか、いくつ以上は食べないなどの明確な目安はありませんでした。
食べ過ぎないことと、体調不良のときは控えること、特に5歳未満の子どもの場合には鼻血や興奮状態などの中毒症状が出やすいことを知っておくだけでも違いますね。
銀杏にはビタミンC、カリウム、カロテンなどが豊富に含まれています。免疫力アップ。老廃物の排除など体によい成分もいっぱいです。
銀杏だけでなく全てにおいて言えることだと思いますが、ほどほどにバランスよく食べることが重要ですね。