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家づくり

建ててよかった!平屋暮らしのメリットとデメリット

平屋暮らしのここがいい!ここがちょっと残念!と思う部分をまとめました。

平屋=老後の生活とイメージされることも多いですが、子育て期間から平屋にはメリットがいっぱいあります。

実際に住んでみて感じるデメリットも加えて「平屋暮らしのよさ」についてまとめます。

平屋暮らしのここがいい!

外観パース

バリアフリー

蔵の上の部屋に上がるために8段だけ階段がありますが、それ以外の段差がないので将来的に安心。

8段上がった上の部屋は子ども部屋なので、わたしは普段全く階段を上り下りしません。

老後にバリアフリー工事をする必要はありません。

導線がシンプルで風通しがいい

洗濯物をベランダに干す→取り込んで下りる。

1階のリビングで過ごして寝るときには2階に上がる。

ひとつしかない掃除機を持って階段を上下していた2階建ての実家時代。

平屋では横への移動のみ。コンパクトな平屋なので、移動距離も短くて済みます。

1階のみだとコンセントは2ヶ所で入れたら家の全範囲を掃除できます。

生活導線がシンプルなのは、効率が良い=ラクです

2階部分が落ちてこない安心感

大きな震災で、二階部分が一階部分を押しつぶしてしまっている映像を何度も見ました。

平屋は縦に短く、構造的に地震に強くて上から押しつぶすものもないので安心です。

瓦ではなく、重量の軽いスレートを屋根材に選択して、安全性を高めました。

家族と程よい距離を保ちながら、コミュニケーションが取りやすい

全ての部屋がつながっているので、家族がどこにいて何をしているのかは何となく感じ合えます。

ご飯を食べるときに、大きな声で呼ばなくても匂いや炊飯器の出来上がる音などで自然と集まってきます。

建築費、メンテナンス代で平屋だから安くなる部分あり

平屋というと、高いというイメージがありますよね。

確かに土地が広くないと建てられないし、家が横に大きくなるので、地盤改良工事や屋根代は高くなりました。

でも実は、2階建てよりもお得な部分もあるんです。

例えば、トイレの数が少なくて済みます。2階のベランダもいりません。

トイレが少ないと、その分掃除もメンテナンスも減るということですよね♡

 

後々必要になってくる外壁塗装や屋根塗装などは、足場が必要です。

小さな平屋の場合は、足場がなくてもメンテナンスが出来たり、高さが低い分費用が安く済んだりします。

外装塗装をしてもらった時に、業者から「屋根を塗装する時にははしごで出来るよ」と言われました。

足場代で20万前後かかるので、大きな節約になりますね。

平屋のここがデメリット

台風

地震や風には強いが洪水には弱い

テレビで川の決壊などの水害で2階のベランダに避難している映像を見ると、平屋は逃げる場所がないのでは?と心配になります。

平屋を建てる場所選びが重要になりますね。

洪水ハザードマップで浸水深が深い場所でないこと、大きな川が近くにないこと、万が一のときに逃げる高さのある場所があるかなどを確認すると安心です。

網戸のままで眠れない

実家では、窓を網戸にしたままで寝ていました。

寝室が二階で窓の下が絶壁になっていたから出来たことかもしれませんが、網戸から吹き込む風がすごく気持ち良かった。

平屋は怖くて、大きな窓を開けて眠ることはできません。

寝室の窓

小さな窓を設置したので、風は多少入ります。

季節によっては風の量が足りないと思うことも多く、エアコンをつけて寝る頻度は高いです。

家族に来客があったときの自分のスペースが少ない

広い平屋なら当てはまらないと思いますが、コンパクトなわが家はどの部屋もつながっているので、来客時居場所に困ります。

一緒に過ごしちゃうことも多いのですが、場合によっては距離をおいたほうが良いこともありますよね。

1.5階にどちらかが移動するか、蔵にこもるか、リビングにいても気にしないで自分のやりたいこと(ブログ書きや趣味のクラフトなど)をしながら過ごしています。

納戸を居室として使えるようにしてから、この問題がクリアになりました

土地代、単価が高くなる

平屋を建てるためには広い敷地が必要ですし、基礎や屋根の代金が上がって単価が高くなります。

わが家は市街化調整区域に建てることで土地代のコストダウンをしましたが、建てられるまでの申請に時間がかかりました。

平屋を土地から探すときには、時間的な余裕も必要になるかもしれません。

平屋を建てるときの注意点

家族が常につながっていられるというメリットも、来客時にはいる場所がないことやプライバシーの確保が乏しいなどのデメリットに感じます。

デメリット、メリットどちらに多く感じるかによって、全体の満足度は変わります。

優先順位を考えることも大切です。

陽当たり問題

平屋を建てるときに、日当たりの確保が難しいという問題があります。

ある平屋モデル

イラストACより

マンションと平屋はワンフロアなので、この間取りを見てもらうとイメージがわきやすいと思うのですが、壁が多くて部屋が細かく分かれているほど、日当たりの悪い場所ができます。

明るい平屋にするためには、なるべく部屋に壁を作らず、光や風の通り道を考えて窓や扉を設置します。

部屋と部屋を回遊できるようにすることで、風通しをよくしました。

また、階段を8段上った蔵の上の部屋に窓を設置。

1.5階窓

この窓から差し込む光で、リビング中心部の窓から遠い場所にも陽が入ります。

リビング

天窓や中庭を設置している平屋もあります。

コストが上がってしまうデメリットもありますが、後からでは変えることが難しい部分なので十分に検討したいところです。

平屋を選んでよかった

10年間この家で暮らしてきて思うことは、老後の生活だけでなく、息子が小さかった子育て時代も、子離れ時代に突入している今も快適だなぁということ。

  • 子育て時代:子どもがどこにいても見守れる
  • 子離れ時代:程よい距離感でいられる
  • 夫婦二人で老後:バリアフリーでコンパクトな平屋なら快適

子ども部屋がぽっかり空くこともない、ちょうどいいサイズと家族の距離感が保てる、小さな平屋。

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